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Apple ITP2.0発表

現在サンフランシスコで開催されているAppleの開発者向けイベントWWDCにて従来のITP(Intelligent Tracking Prevention)を強化するITP2.0が発表されました。

ITPとは?

以前の記事でとりあげたように、クロスサイトトラッキングのCookieを24時間で削除するという機能で、MacOS High SierraやiOS11でデフォルトで有効となっている機能です。その影響としては24時間経過すると、トラッキングやリターゲティングが正しく行えなくなるというものでした。

 

ITP2.0とは?

AppleのセキュリティエンジニアJohn Wilander氏の解説ブログによると、ITP1.0から以下のような点が強化されます。

 

  • サードパーティCookieが1.0では24時間保持されていたのに対して、2.0では即時破棄される。
  • 代わりにStorage Access APIを用いて、ファーストパーティCookieに情報を格納することができる
  • ただし、ユーザーにはその旨を確認するダイアログボックスが表示され、ユーザーが承認した場合のみ、情報を格納できる

    storage-access-prompt
  • ユーザーの承認は、サイトごとに行われ、30日間承認が行われない場合は、Cookie情報やウェブサイトデータは破棄される
  • 自社サイト内でユーザーの行動データを取得するために、ページ遷移の際にトラッキングシステムを使ってリダイレクトさせている場合、ITP2.0ではサードパーティトラッキングと同様にみなし、データを破棄する
  • リダイレクトを複数利用することで、トラッキングシステムが共謀(Tracker Collusion)して、ユーザーを特定することをITP2.0では検知し、データを破棄する
  • ユーザーが訪問したページのURLをもとに、リマーケティング広告を出しますが、リファラーというどのURLを訪問したかという情報に基づいている。ITP2.0では、フルURLではなく、ドメインのみをリファラーとして返す。
    例)従来:http://example.com/products/aaa.html
    ITP2.0:http://example.com

このようにユーザーのプライバシーに配慮し、大幅に機能強化されています。結果として、リマーケティングやトラッキングなどに、特にiOSで大きな影響がでることは避けられないでしょう。
弊社の対応含め、今後の動きについては随時アップデートいたします。