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5つのマーケティングポイント - AI時代を生き抜くマーケッターとは(1)

これまでにも、将棋やチェスで人工知能(AI)が人間に勝利していましたが、先日、GoogleのAI部門DeepMindが開発した「AlphaGo」がプロ棋士に勝利したというニュースが大きく報じられました。またAIによる自動車の自動運転のニュースもよく聞くことでしょう。このように、AIは日々猛烈なスピードで進化を遂げています。いわゆるシンギュラリティが訪れる日もそう遠くないかもしれません。

AIが進化することで、現在人間が従事している仕事の多くが将来的にはAIに取って代わられるという予測も出ています。もちろんマーケッターもその中に含まれています。そのような環境の中で、生き残っていくためには、どのような方法が考えられるかを何回かに分けて、考えて行きたいと思います。

1回目となる今回は、今年度注目すべき以下の5つのポイントを紐解きながら、マーケッターの未来やキャリアやスキルを考えるファーストステップとしたいと思います。

 

Digital EveryWhere

1つ目はやはり、「モバイル」です。

スマートフォンの普及に伴って、Yahoo! JapanのIR資料(PDF)にもあるように、インターネットをモバイルから利用するというユーザが非常に大きな伸びを示し、デスクトップからのユーザを凌駕しています。この動きは、単に利用デバイスのシフトというだけにとどまらず、全く新しい状況を生み出しています。それはいわゆる「マイクロモーメント」と呼ばれるものです。

 

モバイルは場所や時間に対する制約がデスクトップに比べて非常に低いため、生活者が少しの空いた時間や、何かが起こった際にリアルタイムに情報にアクセスすることが多くなります。この情報にアクセスする瞬間がマイクロモーメントと呼ばれています。マイクロモーメントには、生活者のニーズが多く潜んでおり、それに合わせて、適切なタイミングで適切なメッセージを届けることが非常に重要になってきます。そのため、マーケッターとしては迅速に(できればリアルタイムに)、役立つ情報を情報の必要性が高いため、主張しすぎるのではなく生活者に寄り添うような形で提供するということが不可欠となってくるでしょう。

 

Leverage Data

2つ目は「データの活用」です。マーケティングは直感的なひらめきによるクリエイティビティも重要ですが、様々なデータを活用することでその力をさらに向上させることもできます。多くの企業は、自社製品・サービスの見込み客・購買顧客のデータをオフライン・オンライン問わず取得しているでしょう。

 

オンライン上ではCookieを使ったトラッキングだけではなく、最近ではモバイル上の行動をトラッキングするといったことも盛んに行われています。さらにオンラインとオフラインを結ぶ試みとして、さきごろスタートトゥデイとLINEが発表したようにビーコンを使って、オフライン(現実世界)の行動をオンラインのマーケティングに活かすといったことも始まっています。

 

このような生活者のオフライン・オンラインでの行動(履歴)データやさらに自社で蓄えているCRMデータ(顧客情報)、またFacebook、Twitterといったソーシャルメディアに登録されているユーザの趣味嗜好といったデモグラフィーデータ、これらのデータを更に活用して、より精度の高いセグメント化やターゲティングを行い、クリエイティブな発想をより適切な対象に届けることができるようになるのです。

 

New Media Sources

3つ目は「メディアの変容」です。例えばテレビで観客が映画をみて、おもしろいというコメントをするようなCMがよくオンエアされています。ところが、インターネット上でその映画のユーザーレビューやブログをみてみると散々な評価だったということはよくあることです。

 

ソーシャルメディアの登場により、マスメディアの情報をインターネットで補完するという流れはますます大きくなっていますが、さらに先日タレント・デザイナーのGENKINGが「GoogleはSEO対策されていて「リアルじゃない」」と発言して注目されていたようにインターネット上の情報の中でも、新たな関係が生まれつつあります。またヒカキンといったいわゆるユーチューバーに代表されるようないわゆるインフルエンサーが従来のメディアに登場する有名人以上に影響力を持ち始めています。

 

そしてユーチューバーはもちろんですが、それらの変容したメディアにおいて、従来のテキストや画像コンテンツ以上に動画コンテンツに注目が集まっています。

動画コンテンツおよび広告をいかに適切な形で適切なセグメントに届けるかというのは1つの鍵となると考えられます。

 

Agility

4つ目は、「敏捷性」です。もちろん運動が素早くできるという意味ではありません。変化や環境に対する動きを機敏さが求められるということです。1つ目のモバイルと関連しますが、リアルタイム性が高くなっている現在の生活者の動きには、マーケッター側もその動きに合わせてできるだけ俊敏に対応する必要があります。例えばナビスコのOREOは、第47回スーパーボウルの際、第3クォーター中に34分の停電が発生したのを利用して、次のようなツイートをリアルタイムに行い大きな反響を生み出すことに成功しています。

 

 

幸いなことにテクノロジーの発展により、素早く様々な施策を試しながら、そこから修正を加えて成功させるということが容易になっています。機敏かつ柔軟な対応が大きな成功を生むことにつながります。

 

Transparency

最後は、「透明性(Transparency)」です。昨年一旦は決まりながら、問題が噴出し撤回された2020年の東京オリンピックのロゴや国立競技場デザインの件や、有名人のスキャンダルによる炎上などソーシャルメディアの発展によって、今まで一種ブラックボックスとして触れられなかった部分が大きく問題となることが増えてきました。またiOS9でアドブロック機能が組み込まれた背景には、Cookieによるトラッキングによって集められた情報がどのように使われるかわからないというプライバシーへの懸念もあるでしょう。2つ目で述べたようにデータの活用は非常に重要ですが、データをどのように取得し、どのように活用するのかを明らかにするという透明性の高さがより一層重要となってくるでしょう。

 

Wrap Up

上記のようなポイントが今年度より一層マーケティングにとって重要なキーとなってくるでしょう。次回からはこのポイントをふまえつつ、マーケティングの未来像やその中でのマーケッターの将来・スキルについて考えていきたいと思います。

 Post Tags: Marketing Facebook Trends

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